家づくりQ&Aブログ
住宅の外観は大事!オシャレなお家の外観にするためのポイント紹介!
こんにちは!
エクセレントホーム 齋藤です。
外観はお家の顔。せっかく注文住宅を建てるなら、おしゃれな外観にしたいけどどんな外観が良いのかな?外観づくりのポイントって?などなど。
今回は、おしゃれな外観にするためのポイントを、施工事例を交えてご紹介いたします。
外観デザインの種類
まずは、外観を決める上で重要なコンセプトを決めましょう。
北欧、南欧、アメリカン、ナチュラル、モダン、和モダン、などなど。
コンセプトが無く、好きなもの、気に入ったものを詰め込むだけでは、バランスの悪い外観になってしまいます。
また、それぞれのコンセプトによって屋根や建物のカタチも変わってきます。
お家のインテリアとのバランスも考えつつ、どのような感じが良いのか、施工事例などを見て決めていくとわかりやすいと思います!
北欧デザインの外観・・・インテリアでも定番の北欧テイスト。アースカラー×ホワイトのツートンの色合いが特徴的です。壁や屋根に凸凹をあまり作らず、シンプルな形が北欧テイストのお家には好まれます。
スウェーデンやフィンランド等の北欧諸国は日照時間が短いことから、たっぷり太陽の光が入るよう大きい窓を設けるのもポイントです。外観のアクセントにもなりますので、窓配置のバランスをよく考えましょう。
施工事例→https://www.idh.co.jp/works/6379/
南欧デザインの外観・・・思わずかわいい!と言いたくなるような南欧テイストの外観。アールの曲線や窓飾りを付けるとポイントになりますよ。ホワイトやイエロー系の外壁のカラーに、屋根はブラウンやオレンジ系のものが人気です。窯業系サイディングやガルバリウム鋼板の外壁よりも、塗り壁がよりおすすめです。
施工事例→https://www.idh.co.jp/works/21264/
北米デザインの外観・・・木を重ねて張ったようなラップサイディングに、広々としたカバードポーチがあるデザインが印象的です。他のデザインと比べると、カラフルなカラーを使いやすいため、海外らしい雰囲気が出やすいのもアメリカンな外観の特徴です。
施工事例→https://www.idh.co.jp/works/21232/
ナチュラルデザインの外観・・・柔らかい印象で、好みが分かれにくいテイストです。アクセントとして、木を使ったり塗り壁を取り入れると、より雰囲気のある外観となります。木部の経年劣化が気になる、という方は、木目調のサイディングなどを取り入れるのも良いですね。
施工事例→https://www.naturie.jp/photo/entry-5304.html
モダンデザインの外観・・・都会的な洗練されたデザイン。洋風やナチュラルなデザインと比べると、直線的な片流れの屋根や、すっきりとした外観が特徴です。カラーも、黒やグレー、ホワイトなどの無彩色でまとめるのがおすすめです。他に比べてシンプルなデザインが多いため、飽きにくい印象があります。
和モダンデザインの外観・・・なぜか落ち着く和モダンのお家。昔ながらの和風の住宅に、少しスタイリッシュなデザインを交えた和モダンテイストはどこか高級感も生まれやすいです。カラーは自然に馴染みやすいベージュやグレー、黒を取り入れるとモダンな雰囲気が出やすいです。また、自然素材の漆喰や石材を使ったり、格子や縁側などを取り入れると、より和モダンなデザインに近づけられます。
以上のように種類は様々ありますが、エクセレントホームのお家は三角屋根の北欧やアメリカン、ナチュラルなどのコンセプトが人気です。
自分の理想に近い写真などをいくつか集めておくと、外観デザインを決める際に担当者とイメージの共有がしやすいですし、より具体的なイメージを持っておくと良いでしょう。
住宅の外観をおしゃれに見せるポイント
コンセプトやデザインは大体決まったけど、オシャレにするためには、どのようなところに気を付けたら良いでしょうか。
外観デザインは見る人の印象を大きく左右します。
気を付けたいポイントをご紹介いたします。
①統一感を意識する
外観デザインの方向性は、前述したコンセプトの種類を参考に決めましょう。
その上で、外壁や屋根、玄関ドアなど、決めたコンセプトを忘れずに統一感を意識して、ひとつひとつ決めていくことが大事です。ここでコンセプトがブレてしまうと、バランスの悪い外観になってしまいます。統一感を持って決めることで自ずとおしゃれな外観になりますよ。
②コンセプトに合った屋根形状にする
屋根の形状には実はいくつか種類があります。どの形状にするかによってお家の外観は大きく変わります。
代表的な形状を4つご紹介します。
(画像引用元:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/yanezai/)
・切妻(きりづま)屋根
屋根が2面で山のような形状。いわゆる三角屋根は切妻屋根のことを指します。
・片流れ屋根
屋根が一方向に傾いている形状。アシンメトリーでデザイン性が高く、近年人気の形状です。
・寄棟(よせむね)屋根
屋根が4面ある形状。古くからある主流な屋根形状で、洋風にも和風にも合わせやすいです。
・陸(ろく)屋根
勾配がなく、平たい形状。直線的な印象で、モダン、和モダンな雰囲気に合います。
決めたコンセプトと調和する屋根形状を選ぶのがポイントです!
③外壁の種類にこだわる
外観デザインの中で大きく面積を占める外壁。屋根の形状を選ぶのと同様に、外壁の種類もコンセプトに合わせましょう。
種類は大きく分けて3つです。
・サイディング
外壁材として多く使用されているサイディングは、セメントを主原料とした”窯業系サイディング”と金属でできた”金属サイディング”があります。窯業系サイディングはカラーやタイル柄や木目調、レンガ調など、デザインが豊富です。金属サイディングはガルバリウム鋼板、と聞くと知っている方も多いのではないでしょうか?
種類が多く、どのお家にも合わせやすいのが特徴です。
(窯業系サイディング)
(金属系サイディング)
・塗り壁
職人の手作業で仕上げる塗り壁は、サイディングやタイルにはない味があります。塗り方や、仕上げに使う材料によって質感も様々です。唯一無二のデザインにできるのは塗り壁ならではです。南欧、ナチュラル、和モダンなどのデザインにおすすめです。
・タイル
高級感や重厚感を出すにはタイルがおすすめです。立体感があり、他の外壁材には出せない風合いを楽しめます。また、強度があるため傷つきにくく色あせもしにくいため、美観を保ちやすいのもポイントです。
(画像引用元:https://www.suumocounter.jp/chumon/report/jitsurei/entry/gaiheki-tile/)
それぞれ、価格や耐久性、メンテナンスの手間なども違います。
コンセプトに合った素材、カラーを選びましょう。
④ 窓の種類や形、大きさを揃える
屋根、外壁が決まったら次は窓。窓の形や配置によっても外観の印象は変わります。
なるべく同じ種類や形のものを使用することで、統一感のある外観となりますよ。
窓は間取りによっても位置が左右されます。平面図だけを見るのではなく、立面図もよく確認しながら間取りを決めると良いでしょう。
1・2階の窓の位置が揃っていれば、壁の位置も自然と揃いますので耐震性を上げることもできます!
⑤ 外構デザインもしっかり計画
外観デザインというと建物だけを重視してしまいますが、忘れてはいけないのが外構です。
外構は外観デザインにより華やかな印象を与えてくれます。建物に予算を掛けたいから外構は別に普通で良い、という方は結構いらっしゃいます。ですが、せっかくオシャレな外観を目指したのに、外構は駐車スペースの土間コンクリートだけでは勿体ないです。
外構も外観デザインのひとつです。少し植栽を植えたり、照明を設けたりするだけでもグッと雰囲気は変わりますよ。手入れが不安な方は、まずは鉢植えから楽しむのも良いですね。
カラーの決め方
コンセプト、屋根や外壁材などが決まったら次はカラーです。
使用するカラーは多くても2~3色に絞りましょう。色々な色を取り入れてしまうと、まとまりのない印象になってしまいます。屋根、外壁だけではなく窓や玄関ドア、間取りによってはウッドデッキなどなど。外観カラーに関わる部材は多くあります。ベースカラーを決めて、アクセントとなるカラーは玄関ドアのみ、屋根のみ、など、ベースカラーとのバランスが重要です。
ここでも、忘れてはいけないのが最初に決めたコンセプトです。
モダンなのに、淡いブルーやグリーンを使ったり、ナチュラルなのに赤い色を使ったりなど、それぞれのコンセプトのイメージから外れてはいけません。色がコンセプトに合うかどうか不安。。。という方は、ハウスメーカーや工務店の担当者にぜひ相談してみてくださいね。
また、外観のカラーを決める際、気を付けたいのが色の絶妙な色合いです。サンプルで見た色と、実際建った際に見た色が全然違う、少しイメージと違った、というケースがたまにあります。小さいサンプルで見た色は実際よりも暗く見えることが多いです。ですので、いざお家ができてきて見ると思っていたよりも、ということが起きてしまいます。お部屋の電気の元で確認する色と太陽光の元で確認する色は違いますので、外でサンプルを見てみるもの良いですね。
また、頭の中だけでは色の組み合わせのイメージが難しいとおっしゃるお客様も多くいらっしゃいます。エクセレントホームでは、外観カラーを決める際は3Dのイメージパースをお見せしながらお打ち合わせを行っております。複数の色で迷っている、という場合も見比べがしやすいですよ!(パソコンの画面上でのご確認となりますので、必ず実物サンプルもご確認いただいています。)
色合いは最終的な外観のイメージを大きく左右します。
コンセプトの世界観を出しつつ、好みのカラーでコーディネートしていきましょう!
施工後の外観のメンテナンス
最後に気になるのはメンテナンス性。
雨や風の影響をどうしても受ける部分ですので、一番劣化しやすいところというと外壁と屋根です。
少しでも劣化を抑えるために、メンテナンス性が高い材質を選ぶと良いでしょう。
ではメンテナンス性が高い外壁と屋根にはどんな種類があるでしょうか?
ご紹介していきます。
まず、屋根材の種類というと、
・ガルバリウム鋼板
従来のトタン屋根と比べると錆びにくく、カラーが豊富。日本瓦に比べて約1/6の軽さのため、耐震性にも優れています。また、金属製ということから、耐水性、防火性が強みです。耐久性の目安としては、一般地域では約30年、塩害地域では約15年ほどといわれています。ガルバリウム鋼板の劣化の主な原因としては、塗装の剥がれや飛来物によるもらい錆。金属にしては錆びにくいですが、絶対に錆びないというわけではありません。
また、塩害地域においては、一般地域に比べると海風の影響で劣化は進みやすいため、あまりおすすめはできません。
・アスファルトシングル
不燃布やガラス繊維であるグラスファイバーにアスファルトを塗装し、表面に細かな石粒を施しアクリル樹脂で固めて仕上げた屋根材のこと。シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状にも施工することができます。
今から100年以上前にアメリカで開発され、北米では多くの住宅街で普及しています。
耐久性の目安としては約20年~30年といわれています。
年数が経つと、剥がれや浮きなどが起こる可能性があります。柔らかい屋根材のため、剥がれや浮いた状態で風にあおられてしまうと落下やちぎれてしまう、ということもあるかもしれません。ただ、軽量のため万が一落下しても近隣への被害は少なく、人的被害の可能性も低く安心です。
・スレート
セメント素材を薄く平たく固めた屋根材のことで、日本の住宅では主流な屋根材の一つです。色でデザインが他の屋根材に比べると多く、選択しが豊富です。ガルバリウム鋼板やアスファルトシングルと同じように軽量な部類の屋根材のため、耐震性には優れています。
価格も安く、人気のスレートですが、耐久性の目安としては約20年~30年。薄いセメントの板のため、強風などにより割れやひびが入ることがあります。雨漏りの原因となりますので、定期的にひび補修などのメンテナンスは他の屋根材よりも必要です。
・瓦
和風の住宅はもちろん、洋風の住宅でも使用されることのある瓦。釉薬といって瓦の表面にコーティングを施した「釉薬瓦」や、釉薬を施さない「無釉瓦」、無釉瓦の中にも「素焼瓦」や「いぶし瓦」など、瓦といっても種類は様々です。大きな特徴としては、瓦自体の耐久性が非常に高いため、メンテナンスがほぼ不要な点です。また、万が一、一枚だけ割れてしまっても部分的な葺き替えが可能です。重いため、他の屋根材と比べると耐震性には劣りますが、昔の瓦よりも近年は軽量化されています。
などなど。
トタンなども昔は主流でしたが、サビが発生しやすく、断熱性能がないため夏場は室内が熱くなりやすいなどの難点があります。近年トタン屋根を使用する住宅は減少しています。
外壁の種類は”「住宅の外観をオシャレに見せるポイント」の③外壁の種類にこだわる“でご紹介した通りですが、外壁も屋根同様、紫外線や雨風にさらされる部分ですのでメンテナンスは必須です。それぞれ外壁の種類ごとのメンテナンス性について詳しくご紹介します。
・サイディング
窯業系サイディングは種類やデザインが豊富ですが、外壁材の中ではメンテナンス頻度が比較的高い外壁材です。シーリング材の劣化やひび、色あせ、塗膜の剥がれなどの劣化現象が現れやすいです。製品によってはセルフクリーニング機能や、耐久年数が長い製品もありますが、価格面は高くなりますので、予算次第でよく決めていただくのが良いでしょう。
7~10年ごとにメンテナンスを行い、劣化症状に合わせて塗装や張り替えが必要となります。
金属系サイディングはひび割れや水の染み込みの心配が基本的になく、耐久性が高めです。
ただ、他のサイディングと比較して金属特有のサビが発生する可能性があるため、注意が必要です。10年~15年ごとのメンテナンスがおすすめです。
・塗り壁
シンプルでありながら、独特な風合いを感じられる塗り壁の外壁。メンテナンス性を考えると汚れやすい、ひび割れが気になるという印象を持つ方が多いのではないでしょうか?塗り壁の外壁に使われる素材には伸縮性が少ないものが多く、下地部分が伸縮することによって表面の仕上げに影響が出る場合があります。ただ、近年ではひび割れが起こりにくい伸縮性のある素材も増えて、このようなデメリットは比較的軽減されつつあります。
また、汚れに関しては軽度の汚れであればヤスリなどで処理が可能です。ただ、外壁全体の汚れなどは、年数が経つごとに増していきますので、塗り直しをすることで長くきれいな状態を保つことができます。
劣化が進んでしまうと雨漏りの原因になることもあります。10年~15年ごとにメンテナンスを行うのがおすすめです。
・タイル
タイルの外壁は他の外壁材と比べると耐久性が高く、メンテナンスフリーと思われやすいですが、タイルを貼るための接着剤や目地は劣化します。また、タイル自体は傷もつきにくく、耐水性も高いですが、剥がれや浮きなどが起こる可能性はあります。そのため、10年~15年で一度メンテナンスを行うのがおすすめです。ただ、日常的な手入れは水洗い程度のため、手間は他の外壁材よりも比較的かかりにくいといわれています。
それぞれ耐久性やメンテナンス性はあくまでも目安です。使用する製品や日当たり、風向きなど住宅の環境面にもよっては劣化スピードに差はでます。
お家を守ってくれる屋根、外壁材。デザイン面、メンテナンス性、価格を考え、自分たちに合ったものをセレクトしていきましょう。
まとめ
以上、オシャレな家の外観にするためのポイント紹介でした。
イメージを持って、コンセプトをブレずに決めていくのが大事ですよ。
お家づくりをお考えの方、お家づくりの打合せ中の方、ぜひ参考になれば幸いです。
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