家づくりQ&Aブログ
おしゃれな造作洗面台は費用がかかる?相場とコストダウンのコツをご紹介!
こんにちは!エクセレントホーム 齋藤です。
おしゃれなお家の洗面台といえば、もはや定番となりつつある「造作洗面台」。
お客様それぞれの使い勝手に合わせて作ることのできる造作洗面台ですが、既製品とはどう違うのか、費用はどれくらいかかるのか、施工事例とあわせてご紹介いたします!
造作洗面台とは?
そもそも造作洗面台とは、洗面ボウル・水栓・カウンター・鏡などそれぞれのパーツを自分好みのもので組み合わせて作る洗面台のことを言います。
ひとつひとつ家のテイストに合わせて決められるため、自由度の高い見た目に惹かれる方も多いのではないでしょうか。
一方、既製品の洗面台とは、サイズから形状、材質などが各メーカーで決められているもののことを指します。お手入れがしやすいものや収納が充実しているものなど、シンプルで使いやすいデザインが多いのが特徴です。また、オーダーメイドの造作洗面台と比べて、比較的安価なものが多いので、費用を抑えることができます。
ただ先述した通り、既製品は選べるポイントが限られるため、造作洗面台ほどの自由度は高くありません。木製の天板に大きめの洗面ボウル、おしゃれなタイルの壁や、壁一面の大きい鏡・・・など、パーツそれぞれにこだわりがある方には、造作洗面台がおすすめです。
エクセレントホームで家づくりをされるお客様の中でも、造作洗面台は譲れない!という方は多くいらっしゃいます。
では、実際に選べるのはどういったものなのか、パーツごとに解説していきます。
①カウンター(天板)
洗面台の印象を大きく変えるカウンター。素材は木製・タイル・人造大理石・メラミン化粧板などがよく使用されます。間取りにあわせてカウンターサイズがオーダーできるのも造作洗面台のメリットです。
②洗面ボウル
コンパクトなものから、つけ置きがしやすいような幅も深さもある万能なものまでサイズは様々です。設置方法も、カウンター上に乗せるタイプやカウンターに埋め込むタイプなどがあります。既製品の洗面台と比べると、造作洗面台に使用されるボウルはコンパクトなものが多いため、サイズ感をよく考えて選びましょう。
③水栓
水栓もデザインが豊富ですが、「壁付けタイプ」と「カウンター(洗面ボウル)設置タイプ」の主に2つに分けられます。すっきりとした見た目の壁付けタイプは、水栓の付け根部分に水が溜まりにくく、手入れがしやすいことで人気です。ただし、給排水の配管を壁の中に設置する必要があるため、設置箇所やメンテナンスの際は注意が必要となります。
↑壁付けタイプ
↑カウンター設置
↑洗面ボウル設置
一方、カウンター設置タイプは洗面台の水栓として多く使用されている取り付け方法で、デザインは壁つけタイプよりも豊富。
水栓は、洗面ボウルの種類によってはボウルに取り付ける場合と、天板に直接取り付ける場合があります。
また、給排水の配管がカウンター下にあるため施工性、メンテナンス性が高いのが特徴です。
その他、髪の毛を洗えるようにシャワーホースが伸びるタイプ、ハンドル2つで水・お湯をそれぞれ調整できる「2ハンドル混合栓」、ハンドル1つで水・お湯の調整ができる「シングルレバー混合栓」などなど、水栓は洗面台の使い勝手に影響を与えるパーツです。今の住まいのデメリットを解消できるものを選ぶと良いでしょう。
④収納
既製品の洗面台と比べると、造作洗面台は見た目にこだわるため収納が少なくなりがちですが、暮らしに合わせて工夫することで解決ができます。自由度が高い造作洗面台は、自分の使いたい場所に使いたい分の収納を造作できるので、既製品に起こりがちな「ここにこういうスペースが欲しかった」という不満も起こりにくくなります。そのためには、普段洗面台で使用するものの収納スペースをよく考えることが重要です。収納量が足りなかった、寸法の指定を間違えた、などと住んでからの後悔が無いように考えたいですね。
また、造作洗面台の収納には、主に「オープン収納」「引き出し収納」「開き扉収納」といった種類があります。それぞれの収納について簡単にご紹介します。
・オープン収納
→扉が無い収納。どこに何があるか把握しやすく、物の出し入れも簡単で、使用頻度が多いものの収納としておすすめです。ただ、物が置いてあるのが丸見えの状態となるため、小物類は収納BOXに入れた方が見た目はすっきりとまとまります。また、扉がないオープン収納は埃が溜まりやすくなるため、使用頻度の低いものは蓋付きのBOXなどに収納すると良いでしょう。
・引き出し収納
→奥行きのある収納スペースには、引き出し収納がおすすめ。奥の物を引き出して一気に見ることができるため、収納したものが見つけやすくなります。目線よりも高い位置への収納には適しませんが、洗面台のカウンター下収納として、おすすめの収納方法です。
・開き扉収納
→洗面台全体がすっきり見える開き扉収納は、埃を防ぐので掃除の手間も省けます。
画像のようなミラー付きキャビネットは開き扉収納の中でも人気の収納方法です。扉と鏡が一体化しており、扉を開けると奥行の浅い収納がセットされています。歯ブラシや眼鏡、スキンケア用品など生活感の出やすい物の収納に便利です。
洗面台まわりで使用する物をピックアップし、隠す収納が良いのか、オープン収納で出し入れしやすい方が良いのか、サイズ感も併せてよく考えましょう。
⑤鏡
様々なパーツを組み合わせて作る造作洗面台のなかでも、鏡はサイズや色・形、取り付け位置によって印象がだいぶ変わります。
↑こちらは木製枠のデザインです。塗装仕上げの枠はカラーが選べるので、統一感のある空間にすることが可能。また、間取りに合わせて鏡のサイズも自由に変えられますよ。
また、雑貨屋さんなどで売っているようなおしゃれな鏡と組み合わせるのも良いでしょう。
色々な施工事例を見て、他のパーツとのバランスを考えることが大切です。
⑥照明
既製品の洗面台の照明はミラーと一体型なものが多いですが、造作洗面台は照明器具も数多い種類から選ぶことができます。中でも壁付けのブラケットライトや、天井から吊り下げるペンダントライトが人気です。ただし、意匠性のある照明器具は電球の色がオレンジ色のものが多く、洗面台で化粧をする可能性がある場合は注意が必要です。電球色と呼ばれるオレンジ色の照明は、柔らかく温かい印象で人気ですが化粧をする上で重要な色味がはっきりと見えにくく、外に出た時に化粧が濃いと感じてしまう可能性があります。洗面台で化粧をする場合は、自然光に近い昼光色・温白色にするのがおすすめです。用途によっては、見た目だけで決めるのではなく照明の色にも気を使って選ぶと良いでしょう。
家族が多いから広々使いたい、化粧ができるようなスペースが欲しい、
子どもも使いやすい洗面台が良いなどライフスタイルに合わせてパーツを組み合わせましょう!
造作洗面台の費用相場
理想を実現できる造作洗面台ですが、費用は既製品の洗面台よりも高くなる傾向にあります。ひとつひとつのパーツを組み合わせて作るため、洗面台自体の広さ、選ぶパーツによって価格帯の幅はかなり変わってきます。
パーツごとの大体の目安は下記の通りです。
・カウンター(天板) 3~10万円
・洗面ボウル 2~10万円
・水栓 2~5万円
・鏡 5千円~10万円
・照明 2~5万円
既製品の洗面台は10~20万円程度ですが、洗面台のサイズやグレードによっては既製品の方が造作よりも高くなる可能性もあります。洗面台のどこにこだわるのか、なにを優先して採用したいかをよく考えて、ハウスメーカーや工務店に相談しましょう。
コストダウンするためのポイント!半造作洗面台という選択も
予算も限られているし強いこだわりはないけれど、見た目はおしゃれな造作洗面台っぽくしたい!という方にオススメなポイントをご紹介いたします。
①サイズをコンパクトに
単純に、洗面台のサイズが小さければ費用を抑えることができます。造作洗面台というと、幅の広いものを想像してしまいがちですが、75~90cmほどの幅でも洗面台としては十分の広さです。洗面台の幅を狭くした分収納スペースを広く取る、という考え方も良いと思います。
②オープン収納を採用
物が隠せる扉付きの収納は便利ですが、あえて扉を無くしてみるのはいかがでしょうか?
扉の費用分コストカットができるほか、カビの発生を防げたり、すっきりとおしゃれに見えるなどメリットがたくさんあります。
オープン収納に不安がある方は、おしゃれなカゴやボックスを使用したり、突っ張り棒で簡易的なカーテンをつけるのも良いでしょう。
③既製品を組み合わせてみる
全てを造作で作れば必然的に費用はかかってしまいます。カウンターや洗面ボウル、水栓は既製品のものを使用して鏡のみ造作で作るというような「半造作洗面台」もおすすめです!
例えばこちらのような事例↓
洗面台自体は既製品を使用していますが、鏡はタイルをあしらった造作です。
洗面台脇の壁のタイルとお揃いにすることで、いわゆる「既製品っぽさ」を感じにくくなっています。
こちらの事例は、鏡を大きい造作にし、壁のタイルと照明器具にもこだわっています。
このように、一部造作にすることで、コストを抑えつつ、おしゃれな洗面台を作ることができます。
※組み合わせる既製品の洗面台によっては造作の方が安く設置できる場合がありますので、コストダウンできるかどうかは都度確認しましょう。
まとめ
以上、造作洗面台についてのご紹介でした。
洗面台は毎日使うからこそいかに使いやすいか、生活が楽しくなるかが重要です。こだわるところ、予算を抑えるところ、優先順位を考えてオリジナル洗面台を作ってみてはいかがでしょうか?
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