家づくりQ&Aブログ

家事が楽&時短になる!家事動線がいい間取りにするためのチェックポイントをご紹介!

2023.10.26 #家づくりの進め方

こんにちは!
エクセレントホーム 前田です。

お家を建てるうえで近年「家事動線」が重要視されてきています。ストレスフリーで家事ができたら嬉しいですよね!
この記事では家事が楽&時短になる間取りにするためのチェックポイントをご紹介いたします。

家事が楽になる動線って?

家事動線とは、家事をする際に無駄な動きがなく、ストレスフリーに家事ができる動線といえます。誰でも家事を行いやすいという事も、これからの時代の家事ラク動線という視点では重要なポイントになってきます。
ここでは家事がしやすくなる間取りの考え方をお伝えします。

家事が楽になる間取り(キッチン編)

・キッチンの家事動線の考え方

キッチンの家事動線とは、キッチンでの作業を効率的に行うための移動経路の事を指します。

キッチンの動線を考える際に重要になってくる「ワークトライアングル」があります。
これはシンク・コンロ・冷蔵庫の三角形を線で結んだときに出てくる動線を指します。
この三カ所の距離が長いと、キッチンでの調理作業における無駄な動きが多くなり、一つ一つの動作に大きな時間を要していまいます。
この「ワークトライアングル」は三角形に近いほど作業動線が良いと言われています。距離の目安としては一般的に2から3歩で移動できる長さが良いと言われています。
料理をする際に冷蔵庫から食材を持ってきたり、キッチンで調理しコンロで火を通したりと「ワークトライアングル」は家事をする上でとても密接にかかわっていることが分かります。
キッチンはデザイン性ももちろん重要ですが、ずっと使っていく場所だからこそ、機能性を考えた設計が大切になります。

・キッチンの回遊性

キッチンの回遊性とは、キッチンやダイニングなどを中心にしてぐるりと回れる間取りになっており、行き止まりがなく家事がしやすい作りが確保されているという事です。
行きたい場所を目指すのに、通路を引き返す必要はありません。
その為、無駄な行き来や回り込みがなくなりより短い距離・時間での移動が可能になります。

アイランドキッチンと呼ばれる回遊性を高めることのできる壁に接していないタイプのキッチンがあります。シンクや作業スペースが壁から離れた場所に「島」のように配置され、左右どちらからでもアクセスでき、家事が楽になり、複数人での作業がしやすくなります。

しかし、回遊性を高めることにより起こりがちなデメリットもあります。
例えば、出入り口や通路が空間を多くとることになりキッチンやダイニングが占める面積が大きくなってしまいます。また、通路や出入り口が多くなることで、それだけ家具を配置できるスペースが限られてしまう事もあります。メリットとデメリットをバランスよく考えて間取りを設計することが需要になってきます。

・キッチンの収納

キッチンには様々な調理器具や調味料、食材など様々な物を収納するスペースが必要になります。シンクやコンロ下の収納は高さがあるので取り出しにくく、デッドスペースが生まれたり、コンロ横に調味料を置いてしまうと頻繁に掃除をしなければならなかったりと気にする箇所が多くあります。

そんな中、キッチンの隣にパントリーを設けたり、ウォールキャビネットやキャビネットをつけるお家が多くなっています。
パントリーは何といっても収納スペースが増えるという最大のメリットがあります。
ごちゃごちゃしたキッチン周りも、パントリーに小物を収納すればスッキリします。
スペース次第ですが、まとめ買いをしたアイテムのストック置き場や、災害時の保管場所としても活用ができます。

キッチンの収納は収納力だけでなくデザイン性も重要ですよね。
そこでキャビネットの他にも飾り棚を使うと、収納や使い勝手を確保しつつインテリアのアクセントを加えることもできます。飾る小物によってお部屋の雰囲気も変えることができとてもオシャレですよね。

・キッチン家電の位置

家事が楽になるために必須なアイテムと言えば一番先に家電!となる方も多いのではないでしょうか。
最近では、便利なキッチン家電が増えてきていますが、キッチンで意外と重要なのが、コンセントの数と位置です。
どんな家電を使用するかなど、使い勝手を考えて配線計画を立てることが家事ラクに繋がり効率が良くなります。

キッチン家電の配置の重要ポイントは「使用頻度」「安全性」「ゴールデンゾーン」「コンセントの位置」の4つです。
「使用頻度」においては、家電の中でも頻繁に使用する家電はキッチンからでも手の届く範囲に置くと便利です。
「使いやすい置き場所」と「すっきりと生活感を出さない置き場所」は相違する部分がある為、ある意味「割り切り」が必要になってくることがあるので、使用頻度を想定して決めていきましょう。キャビネット上のカウンターは炊飯器やトースター、電子レンジなど日々使う家電の収納場所兼使用場所に向いています。
それに伴い、キャビネットの上には複数使用が可能なコンセント等が必要になってきます。

このように使用家電の配置を考えた後にコンセント位置を決めることでわざわざ延長コードを準備しなくともスッキリと使用することができ、動線を邪魔することが無くなります。
「安全性」においては、家電同士の放熱スペースを確保する必要があります。
ついつい綺麗に見せるために家電同士をぴったりとくっつけて使用していませんか?
実は逆効果になり、均等な間隔をあけることで美しいレイアウトになり安全にもつながります。

また、家電を置くうえで腰よりも上~目線の少し上くらいまでを「ゴールデンゾーン」と呼び、人が最も物を使いやすく感じられる位置だと言われています。
このゴールデンゾーンを守ることで一段と使用しやすい家電配置になり、しゃがんだり背伸びをせずに家電を使用でき効率良く家事をできます。

家事が楽になる間取り(洗濯編)

・洗濯機から洗濯物干し場までの動線の考え方

洗濯には「洗う→干す→畳む→しまう」の4つの工程があります。洗濯の手間を軽減するのに効果的なのが間取りに工夫を加えること。各作業の動線を短くすることで、洗濯を楽にできます。
「洗う→干す」の工程では第一に「物干し場=バルコニー」という固定概念を捨ててみましょう。例えば洗面所・脱衣所に物干しのパイプを導入することで、洗濯機から出した衣類などをその場で干すことができます。
その際に浴室乾燥機があると、洗面所のカビや室内干しの匂い対策にもなり安心です。
お日さまにあてて洗濯物を乾燥させたい人は日当たりの良い場所にサンルームがあると良いでしょう。また、脱衣所の隣にサンルームを作るなど、間取りの工夫一つで効率を上げることができます。

・干す場所から収納までの動線の考え方

「干す→畳む」で最も手間を省く有効な方法が「ハンガーにかけて干す→そのまま収納」というもの。ハンガーにかけることで衣類のしわ対策にもなります。

サンルームからウォークインクローゼットが近接してあるとかなりの動線短縮になりますね!またウォークインクローゼットは「畳む→収納」の短縮にもつながる為、お家を建てる時には是非計画したいものですね。

家事が楽になる間取り(収納編)

・しまうものによって収納場所の配置を考える

収納をするうえで3つのポイントがあります。
まず一つ目は「収納するものを分類する」。収納するものを分別し同じ種類のものをまとめます。例えば、衣類、書類、食器です。
種類別にまとめることで様々な個所を探す手間がなくなりストレスを感じにくくなります。
アウトドア用品を多くお持ちの方は玄関に近い場所に土間収納を設ける、衣類が多い方は生活動線上に家族で使えるウォークインクローゼットを設けるなど、ものの分類やライフスタイルに合わせて収納スペースを設計することで、家事がしやすい間取りになっていきます。

二つ目は「使用頻度に合わせて場所を決める」
生活をしていくうえで使用頻度が高いものはおのずと自分の手の届く位置に置いている方が多いのではないでしょうか?
このように、実は気にせずに家事を楽にするポイントの一つを実践している人が多くいます!
使用頻度の高いものを手の届きやすいところに置き、使用頻度が低いものは、奥行きのある場所に収納するとおのずと使い勝手がよく家事がしやすい収納になります。
アウトドア用品を多くお持ちの方は玄関に近い場所に土間収納を設ける、衣類が多い方は生活動線上に、家族で使えるウォークインクローゼットを設けるなど使用頻度を考え収納をするとおのずと移動動線が少なく家事がしやすい間取りになっていきます。

最後のポイントは「使い勝手を考慮する」。
使用頻度に応じて収納場所が決まったらその場所から取り出す際にどのように取り出すか考えてみてください。
例えば、タンスなどの引き出しに入れる場合は、引き出し全体が出せるタイプを使ってみる、クローゼットなどそのままで置いておくことができる瓶の入れ物であれば飾り棚を使用したりとストレスフリーで使用できる位置を考えながら収納してみましょう!

以上の3ステップを踏んで収納場所を決めることで、毎日の生活がスムーズになります。

・しまうものによって大きさも考えると、ほかの動線が組み立てやすくなる

物は「幅」「奥行」「高さ」の3通りの大きさを持っています。
また色により見え方が変わることがあります。例えば白は膨張色と呼ばれ大きく見え、黒は収縮色と呼ばれ小さく見える性質があります。これらの要素を考慮して効率的にものをしまうことができます。

「奥行」を例にとってご説明します。
奥行きがばらばらの収納ボックスを通路の脇に設置したとします。その場合、少しはみ出た部分を避けながら通過しなければいけない動線になってしまい、移動をするには少し不便に感じると思います。
その際にボックスの奥行きがそろっていれば小指をぶつけないかなど心配することなく家事をする動線としてストレスなく使用できます。このようにちょっとした工夫をするだけで家事の動線の改善をすることができます。

{まとめ}

一人暮らしをされている方や、夫婦の方など幅広く日常的に行っている家事。日々行うことだからこそ「ストレスフリーに時間をかけず効率的に行いたい」という方が多いのではないでしょうか。お仕事終わりに料理や洗濯をする方でも今回ご紹介したポイントを押さえて、間取り、収納を考えてみてください。
生活の質が上がり、家事に対しての不満やストレスが少しでも軽減できれば幸いです。
これからお家を建てる方は、デザインも重要ですが家事動線も考えながらお家づくりを進めてみてはいかがですか。

エクセレントホームではお家づくり相談会をやっておりますのでご相談お待ちしております。

 

 



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