家づくりQ&Aブログ

【間取り図あり】平屋のメリット、デメリットは?二階建てと比較しながら解説!

2024.08.01 #家づくりの進め方

こんにちは!

エクセレントホームの木間(このま)です。

本格的な夏の暑さとなってきましたね。

私は暑いのが苦手ですが・・・

暑い時こそ、断熱性能の高いエクセレントホームのおうちづくりの快適さをご体感頂けると思います!ぜひモデルハウスに足をお運びください!

 さて、今回は近年人気のある“平屋”についてメリットやデメリット、2階建てとの比較をしながらおすすめポイントをご紹介したいと思います。


#そもそも平屋とは?

平屋とは一階部分のみで構成された家で、一階建てや平屋建てと呼ばれることがあります。

階段がなく昇降不要の為、バリアフリーの観点からかつてはシニア層を中心に人気があった平屋ですが、近年では若い世代や子育て世代に支持されています。

ワンフロアのみで設計された平屋は、広々とした空間でゆったりと過ごせるのはもちろん、生活・家事動線が平面移動だけで完結するので、効率的な間取りとも言えるのです。

また、2階建ての家と比べると柔軟なつくりにすることが可能で、コの字型やロの字型にして庭をつくるなど、以前と比較すると現代的でデザインにもこだわったお家も増加しています。

そんな近年人気の平屋ですが、検討する前に自分のライフスタイルとかけ離れていないか、メリット・デメリットをしっかりと確認しておくことも重要です!


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#平屋のメリット

まずは、平屋のメリットを主に5つあげて解説していきます。

 

1,家族との距離が近い

家族が集まるリビングと各居室がワンフロアでまとまっているため、コミュニケーションが取りやすく、自然と家族が集まるようなお家にすることができます。

たとえ別の部屋にいたとしても、部屋と部屋の距離が近いのでお互いの気配を感じやすくなります。小さい子どもがいても、親の目が届くところで遊ばせることができるのも魅力のポイントです。

 

2,生活動線や家事動線が効率的になる

冒頭でも記述したとおり、動線がワンフロアで完結することができるのも人気のポイント。

二階建てと比べると上下移動が不要、並行移動だけで家事や生活ができるので、動線をコンパクトにまとめることができ、効率的な生活動線や家事動線が叶います。

例えば洗濯の一連の流れを想像してみてください。

1階で洗濯物を洗い、2階のベランダで洗濯物を干し、その後各部屋にタオルや衣類を片付ける・・・といったように、どうしても上下の行き来が多くなるイメージがあるかと思います。

そんな時も、全ての家事がワンフロアでできるとなると、時短にもつながりますし、1つ1つの動作に時間がかかるストレスも軽減されるでしょう。

 

3,自由な間取りを実現しやすい

平屋と二階建てとの違いの一つは構造上の制約が少ないこともあげられます。

2階部分を支える構造躯体が必要ないので、LDKを広いワンフロアにしたり、天井を高くしたりと、平屋ならではのゆったりとした間取りが可能となります。

また、平屋は低層であるため、高さ制限や斜線制限の影響を受けにくく、外観のデザインの自由度も高いのも魅力です。個性的でおしゃれな外観にこだわりたい方にも人気を博しています。

 

4,地震や台風に強い

平屋は二階建てと比べて耐震性が高く、地震や台風といった揺れの影響を受けにくいこともメリットです。

1階のみからなる平屋は、2階建てや3階建ての家に比べて構造がシンプル。

地震や強風により外部から縦方向・横方向の強い力を受けたとき、建物の形が正方形や長方形など綺麗な四角形に近いほど、伝わった振動は分散されます。その分散された振動を、家全体の柱で支えてくれるので、平屋では倒壊の危険性は低くなるといわれています。

 

5,光熱費やメンテナンス費用が安く抑えられる

平屋はワンフロアのため、光熱費やメンテナンス費用を低く抑えることが可能です。

階段が無いため空気の循環がしやすく、電気代の節約に大きく結びつきます。

メンテナンス面でも二階建てに比べて平屋は足場の面積が少なく済むので、補修費用も割安になることもあります。

 


#平屋のデメリット

一方で平屋のデメリットはどんなものがあるのでしょうか。

主に次の4つについて解説していきます。

1,広い敷地が必要

二階建てと同じ床面積の建物を建てる場合、単純に二階建ての2倍の敷地が必要になります。

土地の値段が高いエリアでは、それだけ多くの費用がかかってしまう事がデメリットとしてあげられるのです。

また、住宅を建てる際には、用途地域によって敷地に対する建蔽率や容積率が定められており、その範囲内の大きさで建物を建てることが条件とされています。家の大きさも平面で変わってきますので、それなりの広さがある土地を選ぶ必要があります。

 

2,プライベートの確保が難しい

平屋はすべての居室をワンフロアに設けることになるので、2階建てに比べるとプライベート空間を確保しにくくなってしまいます。

家族の生活リズムが異なる場合、他の人の生活音が気になることもあるようです。

家族みんなが暮らしやすい家にするには、音漏れやプライベートに配慮した間取りの工夫が必要です。

また、すべての部屋が1階にあるので、外部との近さが気になるという方もいらっしゃいます。

外部からの目線が気になってしまう場合は、窓の位置や高さ、庭のとり方、外構や植栽の計画をしっかりとたて、フェンスなどを設置することも視野に入れると良いでしょう。

その場合は、建築費用がコストアップしてしまう可能性があるので、慎重に検討しましょう。

 

3,日当たりや風通しに注意が必要

平屋は構造上、中心に位置する部屋の日当たりや風通しが悪くなってしまう傾向にあります。

またそれだけではなく、周辺が二階建ての住宅に囲まれているエリアでも、採光、風通しを確保するのが難しくなります。

家の大きさに対してある程度広さに余裕のある土地や周辺が開けている土地を選ぶなど、土地選びも重要になってきます。

土地によっては、平屋に中庭を作るなどの対策を取ることも必要です。中庭を作ることで、自然光で部屋が明るくなったり、開放的になったり、風通しがよくなったりします。

 

4,水害時に不安

豪雨や河川の氾濫による、床下浸水や床上浸水のリスクは二階建てに比べて高いといえます。

また、上階に逃げる「垂直避難」ができなくなるので、逃げ場所の確保も難しくなります。
平屋を建てる際は、ハザードマップなどをよく確認して水害の影響がありえる地域なのか、避難場所は近隣で確保ができそうかなどの点も確認して土地選びをすると良いでしょう。

 


#平屋と二階建ての6つの比較ポイント

ここまで平屋のメリット・デメリットを紹介してきましたが、それを踏まえ二階建てとの比較をしていきます。

 

1,費用

平屋の場合は二階建てと比較をすると、価格が割高になる傾向があります。

平屋は建物が土地に接する部分が多く、地盤の改良が必要な場合は地盤改良費、基礎工事費と面積が広くなってしまうからです。

他にも二階建てと比較し、屋根がかかる面積も広くなる分工事費も多くなってしまいます。

 

2,土地条件

建蔽率や周囲の環境は特に注意が必要です。

周辺に建物が多い場合は風通しや日当りなども考慮して土地の検討をしましょう。

 

3,間取りの自由度

平屋は前述した通り、二階建てのように広さやプライベートスペースを確保しにくい点があります。

動線や家族との距離が近い平屋、プライベートスペースを階で分けられる二階建てのどちらが自分たちのライフスタイルに合っているか、事前に家族で相談しておきましょう。

 

4,家族構成

家族の人数や世帯数、ライフスタイルによって、暮らしやすさや平屋が大きいor狭いと感じる坪数などが変わってきます。

自分の家族にとって、平屋を建てるならどのくらいの建物面積が必要なのか、生活環境を分けたほうが良いのか、それと併せて平屋と二階建てどちらにメリットがあるか比較することも重要です。

 

5,生活スタイル

多様化するライフスタイルだからこそ、住み方に合わせて平屋か二階建てかを検討していく事が重要です。

おうち時間が増えた今、家族そろっての団欒を大切にしたい家庭には平屋がおすすめです。

一方で、テレワークや在宅時間帯に差がある家庭の場合は、他の家族に気を使いながら生活をする可能性があるので、なるべくストレスがかからない2階建てを選ぶのも良いでしょう。

 

6,安全性

災害時や防犯性などの安全性もお家を建てる上で重要なポイントです。

土地の周辺環境やハザードマップなどを参考に平屋か2階建てを検討しても良いでしょう。

 


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#平屋を建てるのに向いているタイプはどんな人?

平屋は生活動線の効率やコンパクトさなど、二階建てにはないメリットがあります。

平屋を建てるのに向いているタイプはどんな人なのかご説明していきます。

お庭とのつながりを身近に感じたい人

平屋は屋外とのつながりを感じやすく直ぐに出られるため、お庭を楽しみたい人やアウトドア好きの方に人気があります。

リビングだけではなく各居室からもお庭を楽しめると素敵ですよね。

 

コンパクトハウスでの暮らしを考えている方

2人暮らしや、子供たちが巣立って住まいをコンパクトにしたいという方におすすめです。

無駄な部屋を作らず、生活動線や家事動線をまとめることができるので生活が便利になりますね。

 

なるべく段差のない安心・安全な住宅で子育てを考えている人

住宅内で「転倒・転落」してケガをするケースは非常に多く、高齢者で転倒・転落にて救急搬送された人の約6割は住宅で発生しているというデータもあります。

小さなお子様やご高齢の方は小さい段差でも危険な場面もありますので段差をなるべくなくすとするならば、階段のない平屋がお勧めです。

 


#家族構成別の間取り、坪数をご紹介

2人〜4人家族の場合、どのような間取りがあるのでしょうか?目安となる坪数も併せてご紹介します。

二人暮らしの場合

二人で住むための平屋は、2LDK20~25坪程度がおすすめです。

生活動線を重視したコンパクトハウスであれば土地も探しやすいかもしれません。

三人家族の場合

夫婦+子供一人の三人家族であれば、3LDK30~35坪程度の広さがおすすめです。

夫婦の部屋に加えて、子供部屋も必要になるため、二人暮らしのときよりもやはり坪数が必要となります。

四人家族の場合

夫婦と子供二人の四人家族の場合は3LDK35~40坪程度がおすすめです。

部屋数も増えるので将来は子供部屋を趣味部屋やトレーニングスペースなどに改装できるような工夫をしたり長期的な目線を持って、プランニングを行うと良いでしょう。

 

 


#おしゃれな平屋を建てるポイント

では実際に、憧れのおしゃれな平屋を建てたいという方に重要なポイントを3つご紹介します。

 

1,中庭や天窓を設けて彩光を確保する

中庭を設けることで解放感を得られ部屋全体を明るくすることができます。

採光の確保は平屋の課題のひとつですが、建物の真ん中に中庭を設けることで解決が可能です。また、中庭には外からの視線を気にせずくつろげるスペースとして活躍します。

季節の移り変わり楽しめる植物などを植えて、家の中でも四季を楽しむなど中庭をうまく活用しましょう。

 

2,ウッドデッキを設けて庭とリビングにつながりを持たせる

ウッドデッキやテラスを設けて、リビングから庭へ気軽に出入りができるようにするのもお勧めです。ウッドデッキは室内から屋外へのつなぎの役割りをになってくれる役割があります。

子供たちが気軽に庭で遊んだり休日は庭でウッドデッキを使ってBBQをするなど、さまざまな使い方があります。

 

3,高さを工夫して空間にメリハリをつける

ワンフロアを最大限に活かして間仕切りを少なくして解放感を持たせつつリビングの天井を勾配天井にして高さを出したり、キッチンの天井をあえて掘り下げ天井にして空間にメリハリをつけるのがお勧めです。

また、天井の高さを場所によって変えることでも雰囲気は大きく変わりますので、間仕切りやドアを減らしつつ、居住空間を分ける工夫をしてみましょう。

 

デザインについては、過去の記事をご覧ください

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

平屋のデザインについてのまとめ

 


#まとめ

平屋についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

平屋を建てるうえでのポイントを理解して土地を選び、土地にあったお家を建築できるように、このブログを参考にしていただければと思います。

 

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