家づくりQ&Aブログ

【事例あり】「失敗・後悔しない注文住宅」ってどう建てたらいいの?家づくりのプロが教えるポイント10

2023.05.24 #家づくりの進め方

こんにちは!

エクセレントホーム 店長の品川です。

注文住宅の良いところといえば、自分の好きな間取り・外観・設備で理想のおうちを建てられることですよね。

ですが、完成していざ住み始めてみると「もっとこうしたら良かったのに…」「ここはこうしたい!」「こんなはずじゃなかったのに!」などの不満が出てきてしまうことも…

今回の記事では、後悔しない注文住宅づくりのために大切なポイントを10個ピックアップして解説いたします。

 

【ポイント1】玄関まわり

■失敗例1 思ったよりシューズクローク、土間収納が少なかった、多すぎた。

家族人数分の靴の他にアウトドア用品やベビーカー、除雪道具など…
マイホームで生活し始めると、玄関に収納しておきたい道具は増えがちなものです。
収納を多くとりすぎても使わなければもったいないので、丁度いい広さを話し合っておくことがポイントです。

《対策》

工務店・ハウスメーカーの方に事前に収納したいものを共有しておきましょう。
丁度良い広さを提案してもらえますし、趣味のアイテムを収納するためのスペースが欲しいかどうかも伝えておくと良いでしょう。

 

◎趣味の道具は飾りながら収納できる有孔ボードの活用がおすすめ

◎可動式の棚をつけると靴以外の大きな物も収納しやすいです

 

■失敗例2 玄関が家族の数に対してそもそも狭い・・・

間取りを考える際には、他のスペースを広く取りたいが為に玄関がどんどん小さくなっていったという問題も発生しがちです。
『家に入るだけだからいいか。』と思っていると毎日の生活にストレスを感じてしまうかもしれません。無駄に広さが必要な訳ではありませんが、必要最低限は確保しましょう。

《対策》

玄関まわりは家族4人に対して、玄関ホールを含め4畳程度が目安。子供のお手伝いもしやすく来客時にも靴を置く場所に困りません。
せっかく家づくりをしたのに玄関に靴が溢れかえるなんてことは避けたいですよね…。
設計の段階でどのくらいの広さが確保できているか確認しておきましょう。

 

■失敗例3 キッチン、洗面所が遠い

お買い物帰り、玄関からキッチンまで遠いと重い荷物を運ぶのが大変。
洗面所が遠いと、子どもが帰宅後の手洗いをなかなかしてくれない…なんてことも考えられます。
生活動線は事前に計画しておかないと後悔の大きいポイントなので要注意です。
日常生活のことをイメージし事前に相談しておくといいでしょう。

《対策》

来客時にも洗面所は使う可能性があるので、できるだけ玄関からアクセスしやすい位置だと使い勝手がいいでしょう。
キッチンに限らずパントリーがあるお家であれば、玄関から入りやすいパントリーを用意しておくと便利です。

 

【ポイント2】収納

■失敗例1 リビングの収納スペースが確保されていない。

日々の生活でよく使うものは取り出しやすい場所にあるといいですね。
「2階の収納まで掃除機を取りに行くのが面倒!」「書類があふれている…」ということにならないよう、収納する物の置き場があるか確認をしておきましょう。

《対策》

間取りに収納スペースを確保できれば良いですが、設けるスペースがない場合は壁面にマグネットボードを設置して書類などを収納する、階段下を掃除用具などの収納にするなどのアイディアもあります。

 

■失敗例2 思ったよりウォークインクローゼットの収納力が低い。

衣類の収納としては収納のしやすさ・取り出しやすさに優れているウォークインクローゼットですが、物によっては棚の幅が狭く、しまいにくくなってしまいます。
用途に合わせた収納があると便利です。

《対策》

布団や衣類ケースなどを置きたい場合は歩くスペースのあるウォークインクローゼットよりも、壁面の収納にした方が無駄なスペースを取らず、使い勝手が良くなる場合もあります。事前に収納したいものを相談して設計をしてもらいましょう。

 

■失敗例3 アウトドア用品や園芸用品など、外で使う道具をしまうスペースがない。

アウトドアな趣味、ガーデニングなどを楽しみたいご家族には外で使う道具がたくさんありますよね。収納量と使い勝手の良さを検討して収納場所を決めると良いかもしれません。

《対策》

シューズクロークを広く取れる場合はシューズクロークに収納しても良いですが、汚れや収納量を気にせず使いたい場合は事前に外に物置を置く場所を考えておくと良いかもしれません。もしくは建物に外部収納をつけるのもいいですね。ただし、収納の種類や広さ・大きさによって費用も異なりますので、ご予算と相談しながら決めていきましょう。

 

◎外観になじむデザインの物置もあります!

 

【ポイント3】キッチン

■失敗例1 アイランド型キッチンについて

回遊性があってデザイン性もある人気のアイランドキッチンですが、カウンターがオープンになっているとコンロ前の油跳ねや水跳ねが気になることも。また、キッチンの中が汚れたままになっているとリビングからよく見えてしまうので対策を考えておきましょう。

《対策》

カウンター部分に手元の高さくらいの壁があると、使い勝手も良くなりコンセントなども付けやすく、お料理に便利なのでおすすめです。手元が隠れる高さくらいであれば視界も開けているので、お子様の様子を見ながらご家族とのコミュニケーションがとりやすいのでおすすめです。

■失敗例2 身長とキッチンの高さが合わない。

低すぎても高すぎても使い勝手が悪くなってしまうキッチン。
洗い物の時に楽だからといって高めにしておくとお料理がしにくくなることもあるので、コンロ前の高さ・シンク前の高さをそれぞれチェックしましょう。

《対策》

実際にショールームやモデルハウスで試して自分の身長とキッチンの高さをシミュレーションしておくと安心です。
工務店・ハウスメーカーの方やショール―ムの方にご自身の身長に適した高さを聞いて参考にするといいですね。

■失敗例3 コンロをIHにしたら火力が弱い。

IHは火力が数字で表されるので火力の調整はしやすいですが、火力の強さや調理器具を選ばないところでいうとガスコンロの方に人気があります。ガスコンロに比べると、IHはお手入れがしやすい・安全性が高いといったメリットもあるので、デメリットも含めて事前によく比較しておくとよいでしょう。

《対策》

おうち全体をオール電化仕様にするかどうかで、IHかガスコンロを選ぶ方法もあります。
少しでも不安があれば、今まで賃貸やご実家にお住まいしている中で使い慣れている方を選ぶことをおすすめします。

 

◎エクセレントホームではどちらも標準仕様でお選びいただけます。

 

【ポイント4】窓

失敗例1 窓の位置のせいで風通しが悪い。

基本は北と南、西と東のように対角線上に窓をつくるのがベスト。また、窓が小さすぎても風通しが悪い原因になります。

《対策》

外観のデザインやお部屋に置く家具、採光などの関係もありますが、現状の設計で風通しの心配がないか工務店・ハウスメーカーに確認をしておきましょう。

 

◎造作家具があると窓の位置も決めやすいです

 

■失敗例2 窓の位置が悪く家具の配置ができない。

家具もですが、壁に絵画や写真を飾りたいと考えている場合も窓の位置が悪いと飾りにくくなってしまいます。外観・内装どちらのデザインも確認しながら決めていくことをおすすめします。

《対策》

あらかじめ家具の数や配置も見越して窓を配置しておくと、いざ暮らし始めた時に困らずに済みます。設計の段階でどの部屋にどのような家具を置くかなども相談し、図面に書いてもらっておくとイメージもしやすくなります。

 

【ポイント5】お風呂

■失敗例1 換気が悪い

湿気が溜まりカビが生えやすくなってしまうと、お掃除も手間が増えますし気持ちよく使うことができないですよね。洗濯物を干す場合は常に湿気も溜まるので対策が必要です。

《対策》

小さくてもいいので、浴室に窓をつけると風通しもできるのでいいでしょう。
窓をつけることに抵抗がある場合は浴室乾燥機の導入を検討するのもいいですね。

 

■失敗例2 浴槽の大きさ

大きすぎても水道代がかかってしまいますし、狭すぎてもお子様とお風呂に入るときにストレスがかかってしまいますね。
理想的な広さと丁度いい大きさをよく検討しましょう。あまりこだわりすぎると予算オーバーになりやすい部分でもあるので気をつけましょう。

《対策》

ショール―ムやモデルハウスで実際に見て体感するのがおすすめです。
デザインや形、広さも様々なのでご予算と合わせて検討してみましょう。

 

【ポイント6】ベランダ・バルコニー

■失敗例1 そもそもそんなに使わなかった。

ベランダやバルコニーを使うときは天候に左右されるので後々使わなくなったという声も良くお聞きします。
日々のお掃除やメンテナンスも必要になってくるので維持費、建築費もふまえてよく検討しましょう。

《対策》

ベランダやバルコニーは手入れが心配だけど外にお洗濯物を干したい・・・といった場合は、玄関にカバードポーチを付けたり、お庭にウッドデッキなどを設けるのがよいでしょう。お洗濯物にも使えますし、バーベキューや外遊びなど多目的に使えるのでおすすめです。

 

■失敗例2 思ったより狭くて使い勝手が悪い。

図面でみると十分な広さがあると感じても、用途によっては広さが足りなかったり、使いにくい形だったりということもあるのでよく確認しておきましょう。

《対策》

洗濯物干し、家庭菜園をする、バーベキューをする…など目的に合った広さにしないと使い勝手が悪くなってしまいます。設計の際には、用途をふまえてよく相談することをおすすめします。水場があった方がいい場合も相談しておきましょう。

 

◎2階リビングとテラスを繋げると使いやすく人気です。

 

【ポイント7】コンセント・スイッチ類の位置

■失敗例1 スイッチの位置が生活動線と合っておらず、不便。

スイッチの位置が悪いと電気の消し忘れにつながったり、スイッチから距離がある場合は電気をつけに行くのが大変だったりすることもあります。
図面でスイッチの位置を確認しながら、実際の動線を想像してよく確認しましょう。

《対策》

どうしても配置が合わないようであれば、人感センサー付きの照明を選ぶこともおすすめです。消し忘れも防げます。

 

■失敗例2 家電の配置とコンセントの位置が合っていない。

家電やスマートフォンの充電コンセントなどは動線の邪魔にならないところに配置したいですよね。空気清浄機などの置き型家電は忘れがちなので、新居で使用するものをご家族で話し合っておきましょう。

《対策》

置きたい家電を事前に伝えておくと置き場の提案をしてもらえる事もあるので、事前に相談してみましょう。

 

【ポイント8】壁紙・床材

■失敗例1 汚れが目立ちやすい床の色にしてしまった。

特にLDKは家族が使うことが多い場所なので汚れやすくもなります。
気に入った床の傷のつきにくさや汚れの目立たなさを確認しておくとストレスない生活ができますね。

《対策》

汚れが目立ちやすい明るすぎる床や暗すぎる床はすぐに気がつき掃除ができることがメリットなのですが、気になる方は中間色くらいの明るさを選ぶとよいでしょう。見た目だけでなく、メンテナンスのしやすさも大切にしましょう。

 

■失敗例2 壁紙が思っていたイメージと違った

カタログやサンプルを見ていいと思ったデザインでも、実際に貼ると違う印象になることも…。せっかくの家づくりなので好きなものを選びたいところですが、トータルのコーディネートを考えながら検討すると後悔しない仕上がりになります。

《対策》

コーディネートの際にパースを作ってもらい、全体的なお部屋の印象を確認しておきましょう。心配であれば、コーディネーターの方にイメージを伝えておすすめのクロスを提案してもらっても良いかもしれません。

 

◎アクセントクロスは柄ありも素敵です。

【ポイント9】部屋・間取り

■失敗例1 子どもが大きくなってものが増え、手狭になってしまった。

子ども部屋に収納がなかったり少なかったりすると、お子様が成長するにつれて家中の収納が圧迫されてくる可能性もあります。とはいえ、収納を大きく取りすぎると将来的に子ども部屋が空いた時に無駄なスペースになってしまうので気をつけましょう。

《対策》

子ども部屋にもそれぞれ1畳程度の収納を確保しておくとお子様が大きくなった時も安心です。家族共有で使えるファミリークロークが1つあると使い勝手もよくおすすめです。

■失敗例2 洗面所と脱衣所が一体型なので、他の家族がお風呂に入っているときに洗面所を使えない。

毎日の生活で家族同士気を使いながら順番に使うとなると大変ですよね。水廻りをどこで区切るか、どのくらいの広さにするかが重要になってきます。使う時間が重なりやすい水廻りはストレスなく使えるといいですね。

《対策》

脱衣所と洗濯室を兼用にし、洗面所を別にしておくと家事もしやすいですし、ご家族それぞれが使いやすくもなります。お客様も使う可能性のある洗面所は分けておくことで、お洗濯物なども見られることもなく便利です。

 

【ポイント10】予算オーバー

■失敗例 あれこれ欲しい設備を追加していたら、予算オーバーに…

せっかくのお家づくりなので色々な希望がでてきますよね。
だからといってあれこれ詰め込みすぎると予算が厳しくなってきてしまいます。優先順位を決めて進めていきましょう。

《対策》

ハウスメーカー・工務店には、間取りだけでなく事前に希望の設備や仕様を伝えて予算やプランを組んでもらいましょう。後々予算オーバーになるということも少なく、安心して進めることができます。

【まとめ

自分の理想を叶えられる注文住宅ですが、あれもこれも…と考えなしに盛り込んでしまうと、生活しづらいおうちになってしまいます。また、不要な設備の追加は予算オーバーの原因にもなりかねません。ポイントを抑えて、満足度の高いおうちづくりを実現させましょう!

 



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